【池田市畑】地震で瓦がずれたら要注意!下り棟の積み直しで雨漏り解決事例

「地震で瓦が部分的にずり落ちて雨漏りしているんです。できるだけ早めに見に来てもらいたい!」
池田市の畑にお住まいのお客様から、このようなお問い合わせをいただきました。
早速、無料調査に伺ったところ、お客様のおっしゃる通り、屋根の下り棟(くだりむね)と呼ばれる部分の瓦が崩れ、雨漏りを引き起こしていることが判明しました。
このままでは雨漏りが悪化するだけでなく、崩れた瓦が飛散して人や物に被害を与える可能性も。
そこで今回は、部分的な瓦修理で雨漏りを根本から解決する「下り棟の積み直し工事」をお任せいただくことになりました。
この記事では、地震による瓦のずれ落ちを解決した今回の工事について、詳しい施工事例と工程、そして気になる費用まで、池田市の皆様にわかりやすくご紹介します。
瓦屋根のトラブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
工事概要|池田市における地震被害の瓦修理
ご依頼のきっかけ
お客様は、地震の影響で瓦屋根の一部が崩れ、それに伴う雨漏りにお悩みでした。
特に、崩れた瓦が二次被害を引き起こす危険性も懸念されており、早急な修理をご希望されていました。
工事基本情報
項目 | 内容 |
施工内容 | 棟瓦取り直し(下り棟の積み直し) |
使用材料 | なんばん漆喰(しっくい) |
施工期間 | 1日 |
築年数 | 築20年 |
保証年数 | 1年間 |
工事費用 | 8万円(税込) |
建坪 | 約10坪 |
今回の工事は、ベテランの瓦職人による迅速な作業で、たった1日で完了しました。
お客様の雨漏りの不安をすぐに解消することができました。
ビフォーアフター|安心と美しさを取り戻した瓦屋根
ビフォー(施工前)

いぶし瓦が葺かれた立派な瓦屋根でしたが、お客様のお話通り、下り棟の瓦が部分的に崩れ落ち、中の土が露出していました。この状態では、雨水が容易に浸入し雨漏りを引き起こすだけでなく、残った瓦が風で飛ばされたり、落下したりする危険性も高い状態でした。
アフター(施工後)

崩れていた下り棟の瓦は、全て一旦撤去し、新しい「なんばん漆喰」を土台として、瓦を丁寧に積み直しました。見た目も美しく、以前のような荘厳な雰囲気が戻りました。防水性と粘着性に優れたなんばん漆喰を使用したことで、雨漏りの心配もなくなり、地震などの揺れにも強固な、安心できる屋根へと生まれ変わりました。
施工工程|池田市の瓦屋根を長持ちさせる職人技
① 瓦屋根の現状確認

まずは無料調査で瓦屋根の現状を拝見します。いぶし瓦が葺かれた立派な瓦屋根でしたが、お客様がおっしゃっていた通り、下り棟(くだりむね)の瓦が部分的に崩れ、中の土が流れ出てしまっていました。このままでは雨漏りはもちろん、瓦の飛散や落下によって二次被害を起こす可能性もあり危険です。弊社の瓦職人が丁寧に施工し、屋根の防水性と安全性を取り戻します。
下り棟(くだりむね)って何?

下り棟は、屋根の頂上にある大棟(おおむね)から軒先に向かって設置された棟のことで、「化粧棟」とも呼ばれます。下り棟は瓦屋根の装飾として施工される棟で、これがあることで意匠性が高まり、瓦屋根により迫力が出ます。
② 損傷した瓦と下地材の撤去

崩れた瓦や割れた瓦、そして傷んだ下地材をすべて手作業で丁寧に取り除きます。刷毛や塵取りを使い、施工面をきれいに整えたら、いよいよ下り棟の復旧作業を開始します。
③ 新しい下地材「なんばん漆喰」の施工

これまでこの下り棟には「葺き土(ふきど)」と呼ばれる粘土状の下地材が使われていました。しかし、経年劣化した葺き土は脆くなり、本来の粘着性を失っている状態でした。下地が不安定になると、瓦のズレ、歪み、崩れを引き起こしてしまいます。
そこで今回は、瓦の下地として「なんばん漆喰(しっくい)」を採用しました。なんばん漆喰は、防水性と粘着性に優れる下地材です。これを使用することで、これまでよりも雨水に強く、長持ちする下り棟に仕上げることができます。
④ 「熨斗瓦(のしがわら)」の復旧

なんばん漆喰の上から、四角い「熨斗瓦(のしがわら)」を葺き直していきます。一見簡単そうに見える作業ですが、実は雨水の流れを考慮しながら、最適な位置と角度で葺き直していく必要があります。よく見ると、熨斗瓦が八の字型に積まれていますね。これは、雨水を適切に排水させるための工夫です。これで熨斗瓦の葺き直しは完了です。この後、再度なんばん漆喰を施工し、仕上げの冠瓦を設置します。
⑤ 「冠瓦(かんむりがわら)」の設置と完工

三段積み上げた熨斗瓦の上になんばん漆喰を施工し、仕上げの半丸瓦を冠瓦(かんむりがわら)として設置します。これで立派な佇まいが戻ってきました!
瓦屋根は高寿命なのに、なぜ定期的なメンテナンスが必要なの?

「瓦屋根は高寿命」という認識をお持ちの方も多いでしょう。
確かに、瓦屋根の「瓦」自体は非常に長持ちで、その耐用年数は100年とも言われます。
しかし、瓦のまわりに施工する漆喰や板金材は別です。これらは瓦よりも先に寿命を迎えます。瓦屋根に施工される漆喰は約15年で傷みが顕著になります。だからこそ、瓦屋根を長持ちさせるには、そういった細かな箇所の定期的なメンテナンスが必要なのですね。
⑥ 最終チェックと工事完了

瓦職人の手により、丈夫で立派な下り棟が復活しました!
下地から丁寧に造り上げられた下り棟は、瓦屋根の荘厳な雰囲気をさらに際立たせてくれます。
池田市で瓦修理をお考えなら、瓦屋根を知り尽くした弊社の瓦職人にお任せください!
担当者より|松本和也

今回ご依頼いただいた池田市のお住まいでは、地震の影響による下り棟の崩れが雨漏りの直接的な原因となっていました。
瓦自体は非常に丈夫な建材ですが、支えている下地や漆喰が劣化していると、今回のように少しの揺れでも崩れてしまうことがあります。
そこで、今回は耐久性と防水性に優れた「なんばん漆喰」を使用し、瓦の一枚一枚を丁寧に積み直しました。
限られた施工面積でしたが、雨水の流れや風の影響を計算しながら、美しく強い下り棟を仕上げることができたと思います。
池田市でも、地震や台風の影響を受けた瓦屋根のご相談が増えております。
瓦1枚のズレでも放置すると大きな被害につながりますので、「おかしいな?」と感じたら早めの点検をおすすめします。
どんな小さなことでも、お気軽にご相談くださいね!
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